ある大手家庭用品メーカーでは、生産に不可欠なアプリケーション支援用に新たなデータセンター設備を必要としていました。
会社について
数十億ドル規模のこの家庭用品メーカーは、様々なブランドの家庭用品やパーソナルケア用品を世界中で販売しています。
1846年創業のC&Dは、世界中で製品を販売する、成長著しい消費財企業です。事業部門には専門商品、国内消費者向け、海外消費者向けがあります。
背景
ある大手家庭用品メーカーでは、生産に不可欠なアプリケーション支援用に新たなデータセンター設備を必要としていました。その生産設備の特徴から、この会社では、コンピュータシステムには大敵のダストの生じやすい製造環境を許容できる、かつスペースの最適化が可能なデータセンターを求めていました。新しいデータセンターを保護しつつも、ミッションクリティカルなキャパシティの拡大が必要だったのです。
この会社は、Vertivの採用を決定しました。Vertivは、パートナーの電気工事業者と協力し、コンパクトでパワフルなVertiv SmartMod™インフラを中心にしたデータセンター設備を、ターンキー方式で既存の生産設備に影響することなく現地に納入しました。
クリティカルテクノロジーとしての常時稼働を念頭に、SmartModはモジュラー型のITインフラソリューションとしての機能を、カスタマイズ可能なデータセンター筐体に詰め込んでいます。完全に統合され、自己完結性にすぐれ、迅速に展開可能な装置であり、移転も容易なため、向こう数年間にわたって企業を支え続けることができます。
事例サマリー
場所:北米
課題:ある家庭用品メーカーでは、価値ある不動産はそのまま活用しつつ、ダストの生じやすい製造環境からダメージを受けることのない、新たなデータインフラを必要としていました。
製品/サービス:SmartModのインフラはスマートで迅速な展開ができるプレハブ筐体であり、モジュラー型データセンター、ケーブル中継所、ネットワーク集合体などに利用できます。
成果:
- 既にオンプレミスではあったものの、環境ハザードからコンピュータを保護するために環境からは隔離されていたSmartModインフラソリューションを導入
- データ容量を20kW増量
- 設置時間を最小限に抑え、室内の改装を不要とすることでコストを抑制
- C&Dの複数拠点に対応できるよう、再現性の高い設計を採用